Darkest Dungeon クリアしたのでレビュー 資金難とストレス管理でプレイヤーのストレスもマッハなマゾゲー

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でもなぜかクセになるんです!生粋の高難易度ゲーム好きのゲーマーに送るダーケストダンジョン。ほぼ1年のアーリーアクセスを抜けて1月19日にリリースされた、ターンバトルのランダム生成ダンジョン横スクロールRPGゲーム。

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Darkest Dungeonはどんなゲームなのか?

冒険者4人でパーティを組んでダンジョンに潜り、お金やアイテムを拾ってきては、キャラクターのスキルを伸ばしたり、街の施設を強化したりする。最終的には、ダーケストダンジョンにいるラスボスを倒し街を救うというもの。

テーブルトークRPGのように、何か行動を起こすたびにナレーションが入るが、字幕があるとはいえ英語の難易度がかなーり高い。ストーリーは、一応分からなくてもゲームを進めることはできるが、分かったほうがより楽しめるのは間違いない。

戦闘は、ターンバトルとなっている。特徴があるのは、ストレスというパラメーター。敵の攻撃や、松明が消えかけているなど、さまざまな要因でストレスが溜まっていく。ストレスが一定値を超えると、キャラクターが発狂していうことを聞かなくなったり、まだ正常な味方に負の言葉を投げかけてストレスを増やしたりと問題児になってしまう。たまに、ストレスが貯まっても克服してパラメーターがアップし、仲間を勇気づける勇者プレイができることがある。

限られた資金のなかで取捨選択のマゾゲー

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ゲームのコンセプトは、資金難に頭を悩ませながら、誰の装備やスキルを強化するか。誰を生かして誰を捨てるかを考えながら進めるゲームとなっている。基本マゾいゲームである。後半になるにしたがって、ゲームシステムに慣れてキャラクターも強化してサクサク進めれるかとおもいきや、、そんなことは全く無い。むしろ難易度は上がってくる。

ダンジョンはレベル1、3、5、6(最終ダンジョン)が用意されている。高レベルのキャラクターは低レベルダンジョンに連れていけない仕様。レベル3のキャラクターはレベル1ダンジョンには入れない。キャラクターレベルから2レベル低いダンジョンに入れないということだ。だから無双プレイができない仕様となっている。

ダンジョンレベルが上がるたびに、モンスターのレベルがあがり、強力で新しいモンスターも追加となる。この難易度の上がり方が結構極端で、レベル1ダンジョンをある程度楽にクリアできるようになったキャラクターで挑んでも、レベル3ダンジョンで苦戦しまくったりする。ストレス溜まりまくりの資金もなかなか稼げない状況になったりする。レベル5と6のダンジョンはさらに難しくなる。

最終ダンジョンの難易度が半端ない

特にゲームタイトルでもある最後のダンジョン、Darkest Dungeon は半端ない。レベル6のダンジョンで、いままでのダンジョンとは仕組みからして違う。具体的には、まだ到達していない場所はいっさい見えず、すぐ隣の部屋に続く通路だけが見える。しかも、部屋に何があるか偵察できるスキルである「スカウティング」が発動しないため、入る前に準備ができない。さらにさらに、モンスターがやたらとHPが高く、そして素早く、攻撃が痛くなる。長期戦になりやすく、ストレスも溜まりやすく、発狂しまくり。かなり苦しい戦いとなるだろう。

一応撤退して街に帰ることもできるが、ひとりがモンスターを引きつけて仲間を逃がすという設定になっているため、ひとりを必ず捨ててこないといけない。最終ダンジョンに挑めるくらいに育てたキャラクターを捨てないといけないのだ。これはツライ。

最終ダンジョンは3回クリアしてから、ラスボスと対戦することになる。実は一度クリアしたパーティは「もう二度と行きたくない」と言って、再突入できなくなる。つまりクリアするのに最低でも16人育てる必要があるということだ。トラウマになったキャラクターは、最終ダンジョンには行けないだけで他のダンジョンに資金稼ぎに出すことはできる。

とことんマゾ仕様である。育てたキャラクターがサックリと死んでしまうなんてあたりまえ、せっかく集めた装備なども失ってしまうこともある。

資金を稼ぐために新人を使い捨てにする

このゲーム、とにかくお金が貯まらない。ストレス発散にも、病気を治すのにも、スキルを覚えるのにもお金がかかる。

また先に言ったように、ダンジョンのレベルが上がると難易度もどんどん上がっていく。その難易度に見合った報酬が手に入るかというと、あまり儲けがなかったりする。とにかく持ち帰れるアイテムの枠が少なく設定されているからだ。

インベントリの枠は全部で16枠あり、同種のアイテムのスタック数も少ない。高難易度だからといって、 持ち込むアイテムの数が多すぎると、ダンジョンでアイテムを拾うことができなくなってしまう。するとせっかくダンジョンにいっても赤字になることも出てくるのだ。高いリスクを背負って突入するわりには、儲けがない結果となってしまう。

ゲーム後半はエースチームを育てる資金を得るため、新人冒険者をひたすらレベル1ダンジョンに向かわせては撤退し、ストレスが高いキャラクターを使い捨を繰り返していた。このゲーム、何をするにもお金がかかるのだが、新人冒険者を雇うことだけは無料でできる。だから、彼らを雇ってはダンジョンに何も持たずに特攻させてストレスが溜まってきたら解雇するのが効率的な資金稼ぎとなるのだ。

後半は同じことの繰り返しになりやすく飽きやすいかも

資金を稼ぐことが重要になってくるため、戦闘の繰り返しになりがち。その分あるときに急に飽きがくるかもしれない。

何度も戦闘することになるから、早いうちにモーションを簡略化するMODを入れることをお勧めする。攻撃やスキルを使うたびにズームアップする演出があるのだが、ゲームを始めたころは楽しいのだけれど、だんだんと煩わしくなりがち。クリティカルが出た時だけ従来通りのズームアップ演出になるMODなので、演出がもの足りなくなることもない。

[MOD] Less Combat Zoom Tweak
http://steamcommunity.com/app/262060/discussions/4/618453594749180956/

1/25 日のバージョン#13362でも作動しました。最新版でも動くはず。

ダウンロードしたファイルを以下のフォルダに突っ込んで上書きしてね
C:\Program Files\Steam\steamapps\common\DarkestDungeon\scripts\timescript

インベントリ枠が少ないのは、取捨選択するためだからわかるんだけど、いくつか納得いかないところもある。ダンジョンの目的のひとつに、アイテムを回収してくるタイプのものがあるのだが、そのアイテムがスタックできずインベントリを3枠取ってしまうのだ。さすがにこれはスタックできるようにしてほしいところ。

これは、ローカルファイルを修正して簡単にスタック数を編集することができる。

以下のファイルを開き、「.stack_limit 1」の数字を変えればOK。
C:\Program Files\Steam\steamapps\common\DarkestDungeon\inventory/inventory.darkest

38行目から46行目までを変更しておけば、ゲームバランスはそれほど変わらんからいいんじゃないでしょうか。その他にも、アイテム購入価格や売却価格も変更できるけど、これはこのままにしておいたほうがよさそう。一気にゲームバランスが崩れて面白くなくなってしまう。

まとめ

難易度が高いためクリアできたときの達成感はひとしお。育てたキャラクターがダンジョンで全滅してしまった、強力なアイテムも全て無くしてしまった。もうダメだと思ってからの「もう一回やるかな」と思えてきたら、ダーケストダンジョンにハマってきた証拠。マゾの素質ありますよ。

英語が理解できれば、もっと世界に浸れるという程度のものだから、分からなくてもゲーム進行にはあまり影響なし。だから、英語ができないからといってやらないのは勿体無いゲーム。マゾゲーが好きだとか、少ない資源でやりくりする手応えのあるゲームが好きな人にお勧めしたい。(2018年8月頃に正式に日本語化したようですね)

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コメント

  1. たかたかし より:

    上手い人のプレイ動画を見て参考にしたら、新人を使い捨てにする必要がないことが良く分かりますよ!

    • Toshi より:

      お、そうなんですね。
      またプレイしたくなってきましたねw