2015年にはまったストーリー重視のRPG ウィッチャー3。待ちに待ったDLC「血塗られた美酒」の配信がはじまりました。
独立した大きなエリア「トゥサン」での、ゲラルトの新しい冒険が30時間分追加になります。このゲームのクリア想定時間は、じっくりと楽しむプレイだと短いようで、本編の想定時間も60時間でしたが自分は120時間もかかりました。そういった意味で、今回のDLCも60時間を超えて楽しめるのではないかとワクワクしています。
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DLCのサイズは10GB!夜間は時間がかかるかも
一度ゲームデータを全てを消してしまっていたため、今までの無料DLCなどもダウンロードする必要もあり、合計で1時間ほどかかりました。混んでいない時間帯の光回線(速度200Mbps)でもかなり時間がかかりますね、夜にダウンロードする人は、そうとう混雑するんじゃないでしょうか。
新エリアトゥサンは美しい
舞台は、緑豊かな美酒の国トゥサン。ブドウ園が国の所々にあり、青々とした山脈に、綺麗な湖、パステル色の色彩豊かな町並み。ヴェレンやスケリッジと比べて、とても明るい国で、イメージは春色。見たものの心を穏やかにさせてくれる景観になっています。
そのため、いままで以上にローチに跨がり駆けているだけで楽しくなってしまいます。色彩が豊かすぎて、見ているだけで目が疲れてくるのはちょっと難点なんですけどね。
さて、トゥサンから登場の新モンスターはどれも手強く、ボッコボコにやられています。久しぶりにプレイするからなのか、単純に強化されているからなのか。まだ序盤をプレイしていますが、息をつく暇もなくイベントが畳み掛けてきて、ほんとに面白い。
ついにゲラルトが我が家を手に入れる
メインストーリーを進めるとすぐに、ブドウ園の権利書が手に入ります。執事付きの不動産で、資金をつぎ込むことで改良していけます。ガーデニングで景観を良くしたり、装備を手入れする設備の追加、部屋の模様替え、外壁の塗装などができるようです。
300年以上を生きるゲラルトにとって、初めて所有する不動産のようです。しかも、執事や使用人の給料は公爵家の公庫から支払われるという優遇っぷり。その分、拡張は金が5,000必要になったりしますので、お金に余裕があったら手を出したらいいんでないでしょうか。
人物相関の相変わらず複雑
序盤から、見たこともない騎士と顔見知りだったり、いきなり現れた人外の物が、かつて一緒に冒険をした友だったりと、最初は置いてきぼり感がハンパないです。会話中ではあまり説明がないため、人物関係を理解するまでは時間がかかりますが、これもまたウィッチャーの物語に深みを持たせています。
次第に交流していき、ゲラルトと過去に何があったのかおぼろげに分かってくるところに、キャラクターが生きている感が出ています。人物辞典で大まかな補足があるのもいいですね。
UIが改良されて使いやすくなった
DLCに先駆けて、ゲームのバージョンが1.21になりました。遊びやすいように、オプションやUIアップデート等があったようです。発売1年しても改良をつづける姿勢に、開発陣の本気具合がみてとれます。
具体的には、
・所持品の枠が、オイル、霊薬、爆薬と小カテゴリに分けられて選びやすくなった
・地図に付けるマーカーの種類が増えた
・地図上での検索機能が改良されて、目的の場所をすぐに見つけられる
などなど
オプション>ゲームプレイのところにいくつか新規項目できました。ウィッチャーの感覚での魚眼レンズ効果無効とか、レベルに合わせた敵の強化ってのは以前なかった気がします。以前は設定ファイルを直接変更していたものがオプションから切り替えられるようになっています。
タイトル画面に流れる音楽が、1年前のWitcher3のPVの歌に変わっていました。PVでは綺麗な女性が怪物になり小屋で戦うシーンがあります。結局、本編ではあの怪物ブルクサと戦うことがなかったのですが、今回のDLCでついにブルクサが登場します。使いみちのなかった霊薬「黒い血」(吸血鬼に血を吸われるとダメージを与える)の活躍の場がありそうですね。
DLCの推奨レベルは34
前回のDLC「無情なる心」をクリアしていれば、すぐにプレイ可能です。メインストーリーをクリアしたばかりだとレベルが30前後のためまずはレベルを上げる必要があります。
レベルが足りないけどすぐにプレイしたい人には、救済処置として、いきなり34レベルになり「血塗られた美酒」を楽しめるスタンドアロンモードもあります。このモードでは、本編はクリア済みと扱われて、本編のサブクエストも遊ぶことはできません。その代わり、ある程度高レベルの霊薬と装備を所持して始まるので、DLCのみすぐに楽しみたいという人にはお勧めです。